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どこが違うの?!草刈機と芝刈り機
皆さんこんにちは。ノウキナビ事業部の相場です。
2月に入り、暖かい日が増えてきた気がするのは私だけでしょうか?暖かい日が続くと、農家さんも春の準備に向けてそろそろ動き出そうかと考えてしまいますよね。
さて今回は、お客様から「芝刈り機で草は刈れないの?」ということを聞かれることがあったので、両者の違いについて書いていきたいと思います。
皆さん、何が違うのか分かりますか?
「草を刈るのが草刈機。芝を刈るのが芝刈機。」
確かにそうですが、機能的に結構大きな違いがありますので、今回はその違いについてご紹介していきます。手押し式、乗用式、等色々ありますが、乗用式に絞って比較していきます。
①特徴
乗用草刈機は、「雑草を素早く刈る」ことに特化した機械です。雑草と言っても硬い雑草や柔らかい雑草など様々な草があります。これに対応する必要がありますし、そもそも刈る場所が平らな所ばかりとは限りません。そのため、刈刃は耐久性と切れ味のバランスを考慮し、厚く頑丈になります。
乗用芝刈り機は「芝を綺麗に均一に刈る」ことを目的とした機械です。そのため、刈高さの調整も重要になってきますので、刈高も細かく調整できる機械が多いです。
②刈刃形状
乗用草刈機は、ロータリーナイフ式となっており、水平に配置されたバーの先に刈刃が付いています。この刈刃は、固いものや石に当たった時に破損しないようにフリー刃になっています。これが横に回転し、草を刈取りながら荒く粉砕していきます。草を刈り取ると言うより引きちぎるようなイメージになります。刈刃は耐久性と切れ味のバランスを考慮し、厚く頑丈になっています。
乗用芝刈り機もロータリー式ですが、バー自体が刈刃となっており、「芝を綺麗に均一に刈る」ことを目的としていますので、刈刃は可能な限り切れ味がよく薄く設計されます。
③草の処理
乗用草刈機は、刈草を集めなくて済むように、刈った草ををデッキ部分で細かく粉砕できるようなっています。刈草が早く枯れるので、処理も非常に楽になります。
乗用芝刈り機は、刈芝を集める集草バックを付けられるようになっており、芝草を「集めて捨てる」事ができるようになっています。刈刃の回転時に発生した遠心力で風が起き、刈芝を集草バックに集めます。芝は刈り取ったままにしておくと、病原虫が発生するだけでなく、芝生の通気と水はけも悪くします。「きれいな芝」を保つため芝刈り機には集草バックが欠かせないのです
④タイヤ形状
乗用草刈機は、荒れた土地でも走行しやすいラグタイヤが装備されています。駆動力と制動力が高いパワフルさが特徴です。非舗走路やぬかるんだ道など、悪路走行に適しています。
乗用芝刈り機は、走行時に芝を痛めないようにラグの無いタイヤになっています。軟らかい接地部により芝を傷めにくく、優れた走破性を発揮。また、ラグが無いのでわだちも出来ません。
まとめ
4点ほど違いについてみてきましたが、結論「芝刈り機で草は刈れないの?」については、私の主観ですが、庭や学校の校庭などに生えている雑草程度であれば、刈れます。ですが、目的に合った機械で仕事をしないと効率が良くありませんし、故障やトラブルの原因になりますのでお勧めしません。
例えば、トラクターで耕耘したほうが圧倒的に効率がいいのに、管理機で作業しているとか。
何事もそうですが、目的に合った機械で作業する方が良いでしょう。わからない事があれば下記にお問い合わせください。