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稲刈りの準備は大丈夫!?
皆さんこんにちは。農機事業部の相場です。朝晩もだいぶ涼しくなってきて、そろそろ秋の訪れを感じている頃ではないでしょうか?
田んぼの稲穂もだいぶ頭が垂れ下がってきましたね。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
このことわざの意味は、人格者ほど謙虚であるというたとえだそうです。稲が立派に成長するに従って、稲穂の部分が垂れ下がってくる様子を、稲と稲穂を成長していく人間に例えています。
私も何事にも謙虚でいられる人間でいたいと思っています。
話を戻しますと、そろそろ稲刈りシーズンがやってきますが、皆さん稲刈りの準備は大丈夫ですか?はぜ掛けする方も乾燥機を使用する方も刈るためには機械が必要ですよね。
今回は、主にはぜ掛けする方々が使用するバインダーについてお話したいと思います。
はぜ掛け、はざ掛け等色々な呼び方ありますが、今回は、はぜ掛けで統一してお話ししたいと思います。ちなみにはぜ掛けの方がおいしらしいですよ。下記ブログを参考にしてみてください。
バインダーと言っても種類があります。1輪1条、2輪1条、2輪2条。どの機種にも得意・不得意があり、自分の田んぼに合った機械を使用する事をお勧めします。
1輪1条
名前の通り、幅広のタイヤが機械の真ん中に1つ付いたバインダーです。刈取りは1条です。
刈った後の株間の上をタイヤが通過していくので、ぬかった田んぼや水引けの悪い田んぼには効果を発揮します。
ただし、タイヤが1つしかないので不安定になってしまいますので、注意が必要です。
2輪1条
こちらは、タイヤが2つ付いて1条刈のタイプです。
安定感は抜群にあります。ただし、株間と株間の間をタイヤが走って稲を刈っていくので、ぬかった田んぼや水引けの悪い田んぼだとタイヤが滑ってしまいますので、注意が必要です。
2輪2条
2輪2条は、1輪1条と同じく刈り取った株間の上をタイヤが走るので、ぬかった田んぼや水引けの悪い田んぼには効果を発揮します。
ただし、重量が重くなるので、取り回しや運搬時等は注意が必要です。
圃場整備されていてきれいな四角い田んぼであれば、作業時間や作業効率を考えるとかなりのメリットがあるのではないでしょうか?
余談ですが、バインダーには一条刈りと二条刈りとがありますが、作業時間は二条刈りにしても一条刈りの半分にはならないの知ってました。カタログ上では作業能率は倍ぐらい変わってきますが、何でだかわかります?
重量があるため、取り回しに時間がかかったり、田んぼの隅を一条で刈るときよりも多めに手刈りしないといけなかったりといったことが理由になるのかと思います。(私はそう思っています。)
まとめ
私が知っている限りでは、中古市場の8割ぐらいが2輪1条のバインダーだと思います。1輪だと不安定。2輪2条だと重たいし金額も高い。ですので、安定した2輪で金額的にもお手頃な1条タイプが主流なんだと思います。
いずれにせよ、自分の圃場に合った機械で、お財布と相談しながら決めていただければよいかと思います。迷ったときは私たちにご相談ください。最適な1台をご提案させていただきます。
ちなみに1年に1回しか使用しない機械ですので、使用前にしっかり点検しといてくださいね。「いざ使おうと思ったら動かない」なんて事になったら予定が狂っちゃいますよ!下記に簡単な点検する項目書いてありますのでご参考までに。
・エンジンオイルは入っていますか?汚れていませんか?
・タイヤの空気圧は大丈夫ですか?(規定値より少ないほうが湿田には強いです。)
・必要部位に注油してありますか?
・紐ブレーキ、結束部に具合はありませんか?
・刈刃部分に不具合はありませんか?刈刃が欠けていませんか?
・紐は正しく通ってますか?
上記で何か不安な部分があれば、ご相談ください。
私たちは