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長野県ワインぶどう栽培に必要な農業機械とは?
こんにちは。
株式会社唐沢農機サービス 専務の唐澤です。
コロナも一旦は落ち着きを取り戻し、第6波に備える今日このごろ。
さて弊社、株式会社唐沢農機サービスは長野県東部に位置、先日は初雪も記録し昼夜の寒暖差もあり、果樹の生産に適している地域でもあります。
リンゴ、ぶどうと言った種類が多く栽培されています。
近年はワインぶどう栽培が盛んで、新規就農される方も大変多く、相談に来られるお客さんも増えて参りました。
今回のブログは、ワインぶどう栽培に必要な農業機械について少し書きたいと思います。
スピードスプレーヤー(ステレオスプレーヤー)
常用型の高級車です。500Lから1000Lの薬液タンクがあり、動噴、ノズル、噴霧ファンなどが一体となっていて、車を運転するように操作します。消毒機の決定版とも言える機械でしょう。
果樹農家には欠かせない1台です。
ワインぶどう栽培をされている農家さんはほぼこの機械を使用しています。
中古機相場 50万から200万
新品機 200万から800万
ギャビン使用になると外車なみの価格です。
しかし、この機械がないと消毒作業が出来ません。ワインぶどう栽培は病気との戦いです。
消毒と聞けばあまり良いイメージはわきませんが、しっかりと適度な消毒を行わなければ良いぶどうは育ちません。
そうは言ってもこんな高価な機械ははじめから購入するのは不安なものです。
こんなセットもあります。
セット動噴+薬液タンク
据え置き型のセット動噴と薬液タンクのセットです。
軽トラックや運搬車の荷台にセットし使用するタイプです。
中古相場 セット動噴 5万から
薬液タンク 約8000円から
新品機 セット動噴13万から
薬液タンク2万から
価格もかなり抑えられ、栽培をスタートしたばかりの時はこのセットで十分です。
しかし、ホースを伸ばして散布しますのでなかなかの重労働です。
草刈機
オススメは乗用型です。
乗用モアーと呼ばれていて、見た目はゴーカートそのものです。
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機体の下に回転している刈刃があり、草を粉々に粉砕していきます。
中古相場 30万から60万
新品機 60万から150万
馬力が大きくなるにつれ価格も上がって行きます。
18馬力から22馬力が人気で、この機械もなくてはならないものです。
消毒とも繋がりますが、圃場内に草をはやしておくと病気や害虫の原因になり、育ちません。。
草が伸びる時期は頻繁に草刈りが必要です。
この機械はできれば新品で購入するのがオススメです。
夏場ぐんぐん草が伸びますし、他にも作業しなければならない事が重なります。
朝の涼しい時間に一気に作業するのが現実的で、乗用モアー自体の耐久性からも新品がいいです。
中古機はなかなかありません。消耗が激しいので中古製品として成立しにくい商品です。
まずはこの2種類の機械は必要です。価格も安くはありませんので予め計画的に購入する必要があります。
その他の機械
他にももちろん必要になる機械はあります。
下記に記載しますが、必ずしも必要になるかは栽培方法や工夫次第で変わって来ます。
- 穴掘りオーガ
- 電動剪定バサミ
- 収穫用運搬車
- ウッドチッパー
- トリマー
- 刈払機
- トラクター
- 管理機、耕耘機
最後に
農業機械はある意味、便利機能です。
機械が全く無くても栽培は可能です。かなりの重労働と時間をようしますが。。。
購入するタイミングや順番。中古、新品の選択など。上手に計画することで、余計な出費を減らすことができます。
まずは地元に根づいた農機販売店さんに相談することが何より大事です。
一方で、自分自身でしっかりと勉強し判断することも重要なのです。
農業、農機について詳しく聞きたい場合は下記のサイトにアクセスしてください。
株式会社 唐澤農機サービス