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信大BS8-9イチゴ周年栽培経過報告!!
こんにちは!!
農業事業部の井上です。
果物シーズンが到来し近くのスーパーや直売所では多くの果物が並び始めました。
そのおかげで夏のイチゴはもの珍しさに買う方はいるもののあまり手にとってくれなくなってきています(基本的にはケーキがメインなのでしょうがない)
ですが今回、現在も収穫し続けている信州ごちイチゴ(信大BS8-9)の進捗状況について説明していきたいと思います。
猛暑の中行なった定植
2018年7月14日の燃えるような暑さの中、定植した「信州ごちイチゴ」は1年を経過した元気に花を出してくれています。
イチゴの状況は??
2019年8月31日現在の画像がこちらです。
あまり茂っていないので、「これ大丈夫?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、これが今でも収穫できている要因です。
この信大BS8-9は1株あたり脇芽を3芽で管理し、1芽あたりの葉の枚数を5枚で管理することで光合成を促進して栽培することが推奨されています。
カラサワファームでも栽培初年度でノウハウもないためこれに従い栽培しております。
見た目がスカスカなので始めのうちは心配でしたが、この栽培管理をすることで定期的に花が上がってきて収穫できるのでこの栽培方法をカラサワファームでも継続しています。
気になる収量は?
今回、定植したイチゴは1600株。
8/31時点で収穫量は1713kg、株あたりの収穫量は約1kg。
収穫期間が10ヶ月ですので一概に多いかは言えませんが毎月100g/株取れていた計算になります。
一般的なイチゴ農家さんは7ヶ月ですので7ヶ月で計算すると700g/株は収穫できていたことになります。
章姫・紅ほっぺ・とちおとめなどは6ヶ月で1kg/株収穫する農家さんもいるため、違う品種とはいえまだまだ栽培技術が足りないと感じました。
まとめ
今回は昨年7月に定植した信州ごちイチゴの収穫量の進捗について書かせていただきました。
信大BS8-9という生産者が多くない品種ですので中々、どれくらい収穫できる品種かはわかりわずらい品種ですが新たなイチゴの生産の形のモデルになるように栽培管理に励みたいと思います。
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