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2018/05/31

本当の安心・安全を目指してJGAP指導員を取得してみた

JGAPとは

 
このタイトルを見てJGAPと言う言葉を聞いたことがある方、ない方がいらっしゃると思います。
 
聞いたことがある方は、これから法人化に向けて動いていたりするのでしょうか。
 
そもそもJGAPについて知らない方にJGAPについて説明すると
「JGAPは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証です」とHPに記載されています。
 
日本では認知度が低いですが世界では、GAPがないと取引ができないという例もあります。
 
世界的には農業者の免許証といっても過言ではないでしょう
 
これだけを見るとJGAP=有機栽培・無農薬栽培とイメージされる方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
 
JGAP協会の言う安全な農産物とは適切な「農場管理の下で育てられた農産物」と記載されています。
 
JGAPは「適切な農場管理の基準」であり、農薬の管理、肥料の管理、水の管理、土の管理、放射能の管理といった仕事に明確な基準が定められています。それらの基準は全部で120以上の項目数になります。
JGAP認証は、JGAPの基準にもとづいて「食の安全」や「環境保全」に取り組んでいることが、第三者機関の審査により確認された農場に与えられる認証です。いわば、JGAP認証は「良い農場の目印」なのです。

なぜJGAP指導員に

JGAP合格証書
 
上記のJGAPの説明を見て「なんで指導員」にとお思いの方もいらっしゃると思います。
 
その理由は大きく2つあります。

1.取得することが目的ではない

 
今、JGAPやGGAP、HACCPなど様々な認証がありますが全ては、その認証を取得することで農場の改善であったり、生産管理を円滑にすることだと思います。
カラサワファームでもJGAPを取得することを始め検討いたしましたが、そもそものJGAPの仕組みや、これを取得することでどうなるのかというものを理解しなければ意味がないと考え、講習を受け、試験を受験し今回指導員の資格を取得いたしました。

2.農家さん達の助けになれば

 
カラサワファームが設立して、もうすぐ1年です。作業をしてみると道具を探したり、選果・梱包の際に同じことを何回もやった経験がありました。自分たちが立ち上げたばかりというのもあるかもしれませんが、ベテラン農家さんのところで作業させていただいた際も道具探し、非効率な作業というのは何回もありました。
 
なんとなく自分達では効率よく行っているつもりでも非効率なことはあるというのを実感いたしました。
 
今回、我々がJGAP指導員を取得したことで、それを農家さん達やこれから農業法人を目指す方々にお伝えできればと思っています。

取得してから

 
合格の通知が届いてから、まだ1週間程度ですのでそこまで変わったことはありません。
しかしながら隣の農家さんがGAP取得を目指していることもあり、今回の研修を通じてリスク評価シートの作成などを行わせていただきました。作成する中で今まで、全く関心を持っていなかった部分を意識したり、農薬の散布方法・保存方法についても意識するようになっています。農産物に問題が生じるリスクを考えて、解決策を考えることで本当に「安全な農産物」を生産できるのだと思います。

まとめ

 
今回、JGAPについてとJGAP指導員を取得した背景を説明してきました。このブログを見て、JGAPについて興味を持ってもらえれば嬉しく思います。
また興味をもった方はJGAPを実践していただけたらと思います。
 

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