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「農家」として認めてもらおう!〜就農認定とは?〜
こんにちは。唐沢農機サービスの「久保田」です。
前回は「農業補助金制度」についてブログを書かせていただきました。
今回は「農業補助金」を受けるためには必須となる、「就農認定」について
ご説明させていただこうと思います。
まず。「農家です!」と名乗る事は、誰しもが可能ではありません。
ご存知でしたか?実は、定義があります。
農家とは…
経営耕地面積が10a(1000m2)以上の個人世帯
経営耕地面積が10a未満の時は、年間農産物販売金額が15万円以上の個人世帯
このうち30a以上または年間の農産物販売金額が50万円以上の農家を販売農家、それ以外の農家を自給的農家といい、
販売農家の中には農家構成員の就業状況に応じた主業農家と副業的農家という区分もあります。
また、農家が栽培する植物のことを”農産物”(または農作物)といいます。
(農林水産省HPより http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h21_h/trend/part1/terminology.html)
また、この定義に該当していても、「就農認定」と認定はされませんし、「農業補助金」を受ける事はできませんし、
認定新規就農者制度も細かく定められています。
認定新規就農者制度とは、農業経営を開始してから5年以内で、
年齢が原則45歳未満の方は、就農5年目までの経営計画を市町村に申請し、
審査の上、認定を受けることができる制度です。
認定されると、農業次世代人材投資資金(経営開始型)、青年等就農資金等の申請が可能となります。
なお、申請を検討されている方は、経営する農地のある市町村の農政担当窓口に相談することが可能です。
つまり、「就農」と認定されるまでに時間はかかります(5年以上!)ので、起業よりも大変です。
スーツ着て、都会に立って…より本当に大変。「都会に疲れた」なんてノリだけで就農はできませんのであしからず。
簡単に流れを説明しますと…
情報収集:就農イメージおよび計画立案(下記に記す4つのポイントも考えましょう!)
就農申請を提出
↓
農業学校や農家さんでの研修
(技術やノウハウを習得しましょう)
↓
・独立就農(継承もしくは自らの独立)
・雇用就農(法人や農家の従業員) →この後に従業員から独立する事もかのうです。
↓
就農認定(ここまでに5年要します)
もちろん、「就農する」には「認定」だけでは農業は営めません。
「資金」「農地および住宅」「技術・ノウハウ」「施設や機械」が必要です!
資金
新規就農するにあたって用意した自己資金の平均額は232万円ですが、
就農した1年目に実際に必要となった金額は平均569万円です。
(※新規就農相談センターより抜粋)
農地や住宅、設備・機械等を用意する費用のほか、売上が安定するまでの収入が無い時期の生活費を考えると、
1,000万円程度は用意する必要があるといえます。だからこそ、「就農補助金の制度が豊富」という事も理解できると思います。
なお、資金確保の情報を集めるために、新規就農された方の30.6%が利用したのが、市町村。24%の方は「農協」を利用されています。
農地
新規就農する方のほとんどは、農地を借りて農業を始めることになると思います。しかし、アパートのように、
お金と身分証明書だけで簡単に農地を貸してくれるとは限りません。就農したい地域がある場合には、
まず農業事業体等で研修させていただきながら、地域の方と信頼関係、人間関係を構築することが大切です。
また、農村部の住居は都市部と違い居住に関する情報が少ないです。
移住を希望する市町村や研修先に相談する事をおすすめいたします。
技術・ノウハウ
日本には四季がありますので、地域ごとの気候に合わせた農業スタイルを選択することが、良い作物を作るために必要です。
風土を無視して、自分が作りたい作物を選択すると大抵失敗いたします。新規就農したい地域で農業経験を積み、
その地域に合った農作物を作る事が大切です。すなわち、技術やノウハウを学ぶにはまず「何を作りたいのか」を明確にした方が良いです。
「どこの土地に根付きたい=生産作物がほぼ決まる」という場合も少なくありません。
なお、農業にもトレンドがありますので、合わせてリサーチしてください。
施設や機械
ハウスなどの設備や機械の導入には多くの資金を必要とします。
ちなみに、露地栽培と施設栽培では初期投資額が2倍以上変わります。
ですから、機械だけでも、可能であれば(研修先がある場合は)使わせていただく事をおすすめいたしますが…
いつまでも借りているわけにはいかないでしょう。
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