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農機具を使う前に点検整備はしてますか?
皆様、こんにちは、唐沢農機サービスのサービス担当の掛川です。
最近、暖かくなったり寒くなったり、気温の変化が激しいですが、体調管理には気をつけてくださいね。
皆様、農機具をお使いになる前に、点検整備はやってますか?
今回は、三菱トラクターMT1601Dの点検整備について書きたいと思います。
まずはロータリーのオイル漏れの修理をしていきます。
ロータリーの型式はP1202BSです。
今回は、ロータリーのオイルシールが劣化してオイルが漏れてきてしまっているのでオイルシールを交換します。
かなり漏れてしまっています。
爪にもオイルがかかってしまっています。
まずはオイルを抜いてチェーンケースカバーを外します。
次に、スナップリングを外します。
上側のスプロケットを外しながら、チェーンを外します。
次に、下側のスプロケットを外します。
次に、ロータリーシャフトを外します。 こちらは、重いので専用のジャッキがあると便利です、これは器用な方なら手作り出来ると思います。
次に、ロータリーシャフトのハウジングを外します。
こちらは、ハンマーで軽く叩けば外れます。
続きまして、ロータリーシャフトのベアリングを外します。
ベアリングはスナップリングで止まっています。
ベアリングが外れたら、いよいよオイルシールを外していきます。
ほとんどのトラクターはロータリーシャフト側からオイルシールを外しますが、今回のトラクターはチェーン側から外します。
オイルシールは軸付タイプなのでハウジング側にもオイルシールが付いているのでこちらも忘れずに外します。
古いオイルシールを外したら、新しいものを付けていきます。
オイルシールを付けるときはラバーグリースを塗布します。
ハウジングにも付けます。
オイルシールを付け終わったらベアリングを取り付けます。
次に、ハウジングを取り付けます。
次は、下側の、スプロケットを取り付けます。
スプロケットのナットの緩み止めを忘れずにカシメます。
そして、上側のスプロケットをはめながらチェーンを取り付けます。
続いて、チェーンケースカバーを取り付けます。
ガスケットは新品です。
最後にロータリーシャフトを取り付けてチェーンケースオイルを入れます。
ロータリーを回して、オイルが漏れてこないことを確認します。
それでは、次はミッションオイルを交換します。
ドレンボルトは左右にあるので反対側も外して、オイルを抜きます。
オイルが抜けたら、上から新油を入れます。
MT1601Dは16ℓ入ります。
続いて、エンジンオイルを交換します。
トラクターによってはドレンボルトが左右に二つ付いているものもありますが、MT1601Dは1つです。
オイルが抜けたら、上から新油を入れます。
最後に、各部グリスアップをして、今回の点検整備は終わりです。
お使いの農機具の点検整備は是非お問い合わせください。
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