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資本政策の概要について
経営推進部の法務担当・IPO準備室の町田です。
今回は、
◇意義・目的
資本政策とは、簡単にいえば、
株式上場を目指す企業においては、上場の際に、
誰が、どの程度の株式を持つかということは、
そこで、
◇資金調達の流れ
証券取引所に株式上場が承認されると、会社は、
株式をいくらで発行するかどうか(公開価格の決定)は、
この公開価格に、発行株式数を乗じた金額が、
例:公開価格1000円×発行株式数100万株→
◇公開価格の決定
公開価格は、会社の事業内容や規模について類似性の高い会社との比較や、
正確な公開価格は、上場承認後でなければ分かりません。
そのため、上場の準備段階では、
1株当たり当期純利益 × 類似業種PER(株価収益率) =想定の公開価格
◇発行株式数の決定
多くの新株を発行すると、既存の株主の持ち株比率が低下します。
原則として、株式1つに1つの議決権がありますので、
例えば、A社(株主BとCのみ)では以下のようになります。
株主B:100株(100議決権):持ち株比率50%
株主C:100株(100議決権):持ち株比率50%
→この状態で、新株を100株発行すると、
株主B:100株(100議決権):持ち株比率33%
株主C:100株(100議決権):持ち株比率33%
新株主:100株(100議決権):持ち株比率33%
→株主BCの持ち株比率50%は33%に減少します。
株主総会は、原則として議決権の過半数で決定しますので、
また、定款の変更や事業譲渡などの重要な事項については、
◇資金調達額の決定
多くの新株を発行すれば、資金調達額は増えますが、
そのため、資金調達額をいくらにするかは、
また、資金調達の必要性は、
まとめ
以上が、資本政策の概要になります。
資金調達額と株主の持ち株比率はトレードオフの関係にあるといえ
実際の資本政策は、
ストックオプションについては、
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以上