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2021/04/06

そろそろ農機具の出番です。

皆さん、こんにちは。随分と暖かくなってきて春本番ですね。こうなってくると農家の皆さんは居ても立っても居られなくなり、農機具の出番もやってきます。

最近は、エンジンかかからない!エンジンが吹けない!などの修理問い合わせが大変多くなっております。今回は、そんな時にまず見るべきポイントを書いていきたいと思います。

 

燃料タンク

まずは、燃料が入っていますか?燃料が入ってなくてはエンジンはかかりません。ガソリンが腐る原因は、長期保管や不純物の混入による品質の低下です。燃料油キャップがきちんと閉まっていない等の、ちょっとしたことでも劣化が早まることがあるので注意が必要です。

燃料の種類はガソリン、軽油のどちらかです。

タンク付近にステッカーが貼ってありますので、よく確認してから給油してください。

燃料の種類間違えると、エンジンの故障につながりますので、気をつけてくださいね。

燃料コック

燃料コックが閉まっていませんか?画像のように「出」にレバーをひねってください。

「止」になっていると燃料がキャブレターに供給されないので、エンジンはかかりません。

これ結構皆さん見逃していて修理行ってみたら、閉じたままだったなんて事も結構ありますので、注意してください。

また、キャブレターの下のチャンバーには、中に溜まったガソリンを抜くとこがあります。ここからガソリンが出てくればキャブレターまで燃料がきている証拠です。

エアクリナー

エアクリーナーは、エンジンに送り込む空気中のチリやゴミを取り除く役割をしてくれています。機械によって違いますが、乾式と湿式があります。

画像は湿式です。湿式は乾式に比べホコリをよく吸着するので、そのホコリを取るメンテナンスが重要となってきます。

湿式のオイルが無い。オイルが汚れている。

クリーナーエレメントが汚れている。

こんな状態になっていると空気が供給されず、エンジンストップの原因になります。農機具は車と違い環境の悪い場所で使用します。

汚れ方も車に比べ早いです。出来れば、1か月に1度程度の点検をお勧めします。

スパーク・プラグ

スパーク・プラグは、接地電極との隙間に火花を発生させ、燃焼室内で圧縮された混合ガスに点火する機能を持っています。

この火花が出なければいくらリコイルを引っ張てもエンジンはかかりません。火花が出ているかの確認方法ですが、

1,スパーク・プラグをシリンダヘッドから外しついていたプラグ・キャップを取り付けます。

2.スパーク・プラグのハウジング部(金属部分)をシリンダ・ヘッド、またはシリンダ・ブロックに接触させる。

3.リコイルスタータを強く引く。

この時、先端に火花が発生すれば問題ありません。

通常スパーク・プラグの先端は灰白色です。

ここにカーボン付着やオイル付着で真っ黒になっていると点火しません。この場合は、新品に交換又は付着物の除去が必要になります。

パーツクリーナーやワイヤーブラシ等できれいにしてみてください。

まとめ

この他にも原因となる箇所は何か所かあります。キャブレターの掃除は素人がやるには難易度が高いと思いますので、近隣の農機具屋さんにお願いするのがベストでしょう。

専門の方を呼ぶ前に自分でやれるとこで不具合を解消できる場合もありますので、是非試してみてはいかがでしょうか?